オーダー家具(造作家具)の選び方

オーダー家具って必要なの??

はい!、オーダー家具は「適材適所」で活躍する大変便利な家具です。
見栄えの点でご説明しますと仕上げ化粧面材をお選び頂けますので後付け感もなく建具のように
お部屋に溶け込みます。(馴染みます)
もちろんサイズはミリ単位でお作り致しますのでデッドスペースも生まれずキッチリ収まります。
メリットとして最近話題なのが「耐震性」です。
基本、壁面(壁裏の桟木若しくはLGS)に、しっかり固定しますので地震で転倒する事はありません。
また上部の扉などには耐震性のラッチ若しくはラッチレバーを装備しますので地震で扉が開く事がありません。
特にオーダー家具で人気が高いのは「食器棚」です。
既存キッチンの扉素材に合わせる事はもちろんですが、何と言っても自由に構成が選択できる事にありますね。
毎日使うキッチンですからお客様の使いやすい構成が一番良いです。
10人居れば10人使い方が違います。(キッチンの動線も違いますね)
開き扉が良いか、それとも引き出しが使いやすい?引き出しの幅や深さ、収納する家電品など様々です。

オーダー家具ってどうして高いの?

インテリアオプション会に参加された方が皆さん口を揃えて仰います。
オーダー家具はオプション会でなくても高価な商品です。(既製家具と比べてです)
答えは意外と簡単で「生産性」に原因があります。(主にコスト面ですね)
単純に考えて1個作るよりも1,000個作る方がコストが安く済みます。(全く同じものです)
これ、流れ作業による考え方ですが材料の調達にも言える事です。
またこの生産拠点を日本から海外へと考えると更に差が開きます。(主に人件費です)
通常、量産されている安価な家具は海外生産で、しかも組み立てしておらず箱詰めの状態です。
(オーダー家具はある程度工場で組み立て現地でセットアップします)
また、生産数も同じものを数千〜数万個を生産します。(全く同じものや類似しているもの)
オーダー家具は原材料を図面の通りにプレカットし1個の為に人が動きます。
トータルで考えれば既製家具と比べてコストは何倍もかかる事がお分かり頂けると思います。
商品によっては既製家具価格の10倍近くの価格になる事もありえるのがオーダー家具です。

オプション会のオーダー家具って!

マンションオプション会のオーダー家具は主に定番のものを提案してくれます。
ある程度需要のあるものを選定していますので初めて購入される方には便利かもしれません。
セパレート食器棚・カウンター上下収納・吊り戸棚がメインにカタログへ掲載されている事でしょう。
吊り戸棚やカウンター上下収納はデッドなスペースに造りつけるものですので「収納が少ない」と
感じていらっしゃる方には大変便利な家具になると思います。
しかし、食器棚はと申しますと・・・どうでしょう??結構思いのほか価格が高いと感じられるのではないでしょうか。
でもオプション業者さんはかなりコストダウンを図っています。
例えば引き出しには「白レール」と呼ばれる既製家具に多く使われる滑車のついたレールを多く採用しています。
見た目はともかく引き出しの舟が完全に引き出せず概ね1/3は引き残りが出てしまい奥のものが取りづらく
使い難い点もあります。
またベアリングではなく滑車で転がりますのでスムーズに開閉ができません。
キッチンの扉を見て頂くと分かりますが受ける部分に「防虫パッキン」が付いています。
これは防虫の意味もありますが扉を閉めた時にでる「バタン」という音を軽減してくれる優れ物です。
良い食器棚に標準で装備されますがコストダウンを図ったものには戸当たり程度しかなく音は大きくでていまいます。
また提案のカスタマイズも少なくとてもオーダーメイドと呼べないオプション会も多くありますので
是非納得のいくショップでお買い求めください。

オーダー家具と既製家具の使い分け☆

オーダー家具はたしかに良いものですが希望の家具を全てオーダー家具にしますと予算を圧迫してしまいます。
どうしてもと言うところにはオーダー家具を、そうでもないところには既製の家具を選択しましょう。
簡単な選定方法としては「置き家具」はなるべく既製の家具で揃えましょう。
キャスター付きのような可動できるものやAVローボードなど意外とサイズや仕上げに拘らないものは既製家具の方が
種類も豊富で価格も安価で購入できます。
また置き家具は模様替えなどの時に簡単に移動もできますのでメリットの一つと言えます。

どこで買ったら良い?オーダー家具!

オプション会以外でオーダー家具を購入するならネット検索が便利です。
ここのホームページに辿りついたようにネットで検索してショップの概要を調べてみましょう。
検索するキーワードは「オーダー家具」「造作家具」「オーダーメイド家具」「特注家具」などがベストですね。
それぞれのキーワードで検索したショップをまず覗いてみて良さそうなショップには相談をしてみましょう。
簡単な見積りにはオプション会で提案して頂いたプランなどを添付ファイルで送れば同等のもので見積りができます。
その時はなるべく新居の近隣のショップを選びましょう。
いくら全国展開しているとはいえアフターの面を考えると近県の方が対応も良いですしね。

聞くだけ聞いて買わない比較サイト

色々なキーワードでネット検索しているとチラホラでてくる「見積り比較サイト」ですが、実に言葉巧みに書かれています。
ココに相談すれば一番安価な店と契約ができとてもお買い得ですと・・・。
ちなみに色んなホームページ運営会社さんから当店もお誘いメールや電話営業がきます。(笑)もちろん全部断ってます。
簡単な仕組みは契約(参加)した会社から「さくら」になる施工例写真を提供させ、また、余計な経費のかかる紙面媒体の
要求、そして見積り依頼の嵐です。
見積りは相当頑張らないと決まりません。(工場直販が有利ですね)
へ〜そんなに親切なサイトなんだ・・・と思いますが、この類のサイトは当然ボランティアではなく、ちゃんとした
営利目的の会社が運営しています。
ではどこで利益を得るのでしょうか??
それは会社にもよりますが見積り1件ことや成約金額に応じて「手数料」を紹介サイトへ支払います。
概ねですが10〜20%が多いです。これで紹介サイトは成り立っています。
でもそれでも他店より安価なら良いか・・・と思いの方、商品や施工のコストはトコトン下げています。
どうせ同じ店から購入するのでしたら紹介サイト経由ではなく直接オーダーしましょうね。
その方がよっぽど良い商品やサービスを提供してくれます。
仮に同じ金額であってもよりパフォーマンスの良い商品や施工サービスも期待できますしね。
いらない所へお金を落とす事は避けましょう。

プランニング系と工場直販系

ネット検索してみると色々なショップがでてきますね。
でもオーダー家具の場合は大きく分けて2通りに分けられます。
それは「工場直販系」と「プランニング会社系」です。
工場直販系はオーダー家具を製作している会社からの直接販売している会社です。
一番のメリットはダイレクトに販売していますので一番価格は安価になると思います。
プランニング系の会社(当店はココです)は提案や素材のアドバイスなどが得意で実際の製作は
提携している工場へ発注するシステムです。
メリットは製作する工場とは別ですので造り易い・儲かる仕上げや材料などを一切気にせず良い商品を提案できます。
また施工時には施工監理もしてくれて職人とお客様が直接交渉したりする事もありませんので安心です。
当然ですが家具の知識だけではなく関連する建築知識も有しています。
工場直販の場合はプランニング力が弱く建築知識も乏しいですから現地で収まりが困難になったりする事も考えられます。
また基本同じ会社ですので据付時には職人だけが現地へ来る事が多いですね。
でもその分人件費もかかりませんから価格へ反映しているともとれますね。